2025/10/03
岩手・盛岡駅西口、岩手県の公共複合施設「いわて県民情報交流センター」が生まれて20年。
愛称「アイーナ aiina 」私たち岩手県民は、その響きとロゴに、ずっと親しんできました。
それはもはや、単なる愛称ではなく、県民の共有財産です。

この場所は、お金儲けのためではなく、県民の文化的な活動や人の交流を支えるために作られたはずです。
「アイーナ」という名前は、その設立の精神理念そのものを表す言葉でした。
県の財政が厳しいからネーミングライツが必要だ、という理屈は分かります。
しかし、だからといって、県民の愛着が深く刻まれた「アイーナ」の名前まで売り物にするのは、あまりにも乱暴ではないでしょうか。
この施設の根幹にある価値観を自ら壊すような、配慮の欠けた計画に強い憤りを覚えます。
目先の利益と引き換えに、私たちが20年かけて育んできた文化や愛着、そして「アイーナ」という場所の存在意義そのものを失うことは、未来への大きな損失です。
正直に言って、新しいネーミング、看板、ロゴ、書体、その全てが受け入れがたいものです。
これまでの「アイーナ」が築き上げてきた品位や知的で洗練されたイメージはどこへ行ったのでしょうか。
この変更を一体誰が主導したのか、問いただしたい気持ちでいっぱいです。
だからこそ、何度でも言います。
「アイーナ aiina」は、永遠に「aiina アイーナ」です。