2016/08/29
震災前からあるNPO法人、震災後ポコポコと増えたNPO法人の「地域での関係性」
震災後、とてつもないくらいにふくらんだNPO法人の事業費が減り、
今後どのようになっていくのか?
また、色んな意味で「すれすれ」な活動をしているNPOもちらほら見受けられます。
それをどうやって注視し、ブレーキをかけていくか。
県内468あるNPO法人、各々素晴らしい活動をしているのですが、ひどい行為をしたNPO法人はほんの一握りしかありませんが、
どうやって、良い法人を良い活動を支援していくか。
私が宮古から今の職場・仕事を選択し、盛岡に来た理由と課題でもあります。
震災後のNPO法人の地域での関係性、事業費の減少、活動の質の維持、そしてボランティア組織の成長について、いくつかの重要なポイントを記しておきたい。
震災後のNPO法人の現状と課題
・震災前からのNPOと震災後のNPOの関係性:
震災後、多くのNPO法人が設立されましたが、震災前から活動していたNPO法人との関係性には温度差がある可能性があります。
連携がうまくいっている場合もあれば、そうでない場合もあり、地域におけるNPO法人のネットワークの構築が重要です。
・事業費の減少と今後の展望:
震災後の復興事業に伴い、NPO法人の事業費が一時的に増加しましたが、今後は減少傾向にあると考えられます。
事業の持続可能性を確保するために、新たな資金源の確保や事業の効率化が求められます。
・活動の質の維持と監視:
一部のNPO法人において、活動内容が不適切であったり、法令遵守が不十分であったりするケースが見られます。
行政や関係機関は、NPO法人の活動を適切に監視し、必要に応じて指導・支援を行う必要があります。
・優良なNPO法人の支援:
多くのNPO法人は、地域社会に貢献する素晴らしい活動を行っています。
行政や企業、地域住民は、優良なNPO法人を積極的に支援し、その活動を促進する必要があります。
ボランティア組織から事業型NPOへの成長
・「死の谷」とは:
ボランティア組織が事業型NPOへ成長する過程で、資金不足、人材不足、組織運営のノウハウ不足など、さまざまな課題に直面する時期を「死の谷」と呼びます。
・「死の谷」の乗り越え方:
資金調達の多様化、人材育成、組織運営の強化、事業計画の策定などが重要です。
最大のポイントは、リーダーの決断と覚悟です。
・リーダーの役割:
リーダーは、組織のビジョンを明確にし、メンバーを牽引する役割を担います。
困難な状況においても、諦めずに目標に向かって進む強い意志が必要です。
今後の展望
NPO法人と行政、企業、地域住民が連携し、地域課題の解決に取り組むことが重要です。
NPO法人の透明性を高め、信頼性を向上させるための取り組みが必要です。
ボランティア組織の成長を支援し、地域におけるNPO法人の活性化を図る必要があります。
地域活動に市民が積極的に参画や支援し、より良い社会の実現に貢献することが大切です。
ボランティア組織が、事業型NPOへの成長に立ちはだかる「死の谷」とはなにか、どう乗り越えるのか。【Huffington Post】よりhttp://www.huffingtonpost.jp/shoji-akimoto/volunteer_b_8375458.html
ボランティア組織が直面する課題を乗り越えていく最大のポイントはズバリ、リーダーの決断と覚悟だ。