2025/10/03
盛岡市が発表した「7.6億円 123事業廃止見直し案」について、私が思うことを盛岡市長への手紙にて、盛岡市のホームページから投函しました。
みなさんも感じていることを、ぜひ投函してみてください。
【件名】 「7.6億円 123事業見直し案」に関する市民の声と、地域文化・経済への深刻な影響についてこの度、貴市が発表された「123の事業見直しによる7億6,000万円確保」の報道に接し、一市民として深い懸念を抱いております。
新しい給食センター整備の財源確保の必要性は理解しつつも、その手法と見直し対象事業の中身に、看過できない問題があると感じています。
まず問われるべきは、事業の中止や補助金カットありきではなく、運営方法の組み替えや効率化による改善が先に徹底的に検討されたのか、という点です。
これでは、見直しの優先順位が根本的に違っていると言わざるを得ません。
「経営改善」の名のもと、市民サービスや情報へのアクセスが後退することを強く危惧します。
全国から人を呼び、地域経済を潤わせる重要な役割を担っています。
さらに申せば、これらのイベントや、貴市がこれまで進めてこられた【歴史的町並みの保存活用、観光推進事業は、単なる「稼ぐまちづくり」の手段ではなく、盛岡のアイデンティティを形成する「公共的要素」】であります。
このタイミングで補助金や事業費をカットすることは、個々の事業を止めるにとどまらず、これまで積み上げてきた【「盛岡らしさ」「盛岡ブランド」そして市民の「シビックプライド(街への誇り)」そのものに対して、市が「ノー」を突きつけるに等しい行為】です。
- 事業中止を決定する前に、運営方法の組み替えによる継続の道を徹底的に模索すること。
- 事業がなくなることで「盛岡が何を失うのか」という、【金銭では測れない「街の価値」「人のつながり」、そして市民が育んできた「シビックプライド」】を、数字の論理だけで切り捨てないこと。
- 各事業の削減額と、その事業がもたらす地域経済への波及効果(機会費用)を、多角的な視点から詳細に比較検討し直すこと。
給食センター整備と並行して、市民が長年愛し、街の活気の源となってきたイベントや文化を「なし崩し」にしない、真に持続可能な「盛岡の価値」を守る改革を望みます。
市民の代表である市長に、冷徹なコストカットではなく、未来を見据えた温かい経営判断をされることを切に期待し、この手紙を捧げます。



