2025/10/03
ご報告です。パブリックコメントを提出しました。
どのように評価をされ、コメントが付くか楽しみです。
内丸プラン(内丸地区再整備計画)基本方針編(素案)についての意見を募集します。【盛岡市役所 公式 ホームページ】
中心市街地の多くの建物が老朽化し、都市としての更新時期を迎えております。人口減少が進行する中、市が将来にわたって都市の活力を維持していくためには中心市街地を核として魅力的なまちであり続けることが必要であり、その第一歩が内丸地区の再整備になります。将来にわたり共有される一貫した方針のもと、再整備に取り組む必要があることから、内丸プラン(内丸地区再整備基本計画)基本方針編(素案)を作成しました。
つきましては、この内丸プラン(内丸地区再整備基本計画)基本方針編(素案)について幅広くご意見をいただき、策定の参考とさせていただきたいことから、皆様からのご意見を募集します。
募集期間
令和7年9月1日(月曜日)から 9月22日(月曜日)まで
郵送の場合は令和7年9月22日(月曜日)必着、郵送以外は同日17時締め切り
【提出したパブリックコメント】
2025年9月9日提出
内丸プラン(内丸地区再整備基本計画)基本方針編(素案)への意見
盛岡市長(宛て)
【意見の概要】
県都、盛岡・内丸地区の50年先を見据えた再整備計画の策定に感謝いたします。
歴史と文化、風土を尊重しつつ、未来に向けた魅力的なまちづくりを目指す本プランに、全体として賛同します。
その上で、計画をより良いものにするため、内丸住人として、以下意見や提案をします。
1.評価できる点(賛同意見)
長期的な視点に立った計画であること
場当たり的な開発ではなく、50年という長期的な視点に立ってまちの将来像を描いている点を高く評価します。
人口減少などの社会変化を見据えた持続可能なまちづくりへの意思を感じました。
「4つのゾーン」による機能的な空間づくり
地区の特性を活かし、「シビックコアゾーン」や「業務ゾーン」などゾーニングを設定することで、行政・ビジネス・交流といった都市機能が整理され、市民や来訪者にとって分かりやすく、誰もが集える魅力的な空間が生まれることを期待しています。
2.提案
(提案)内丸メディカルセンターの再整備と医療機能の強化
市民の健康を支える重要な拠点である内丸メディカルセンターについて、岩手医科大学と本計画を連携した再整備を強く要望します。最新の医療設備を導入するとともに、災害時にも医療を提供し続けられる基幹災害拠点病院としての機能を強化してください。
(提案)公民連携による防災拠点の整備
内丸地区が持つ広域的な防災拠点としての役割を強化するため、行政機関の建て替えに合わせ、民間企業や地域住民と連携した防災機能の整備を提案します。例えば、日中を内丸地区で過ごす人たちを含めた帰宅困難者の一時滞在を受け入れ可能な施設の指定や体制づくり、災害用備蓄倉庫を公民共同で整備・運営する仕組みを検討していただきたいです。
(提案)公民連携による共創・協働スペースの整備
業務ゾーンの活性化策として、スタートアップ企業やフリーランス、地域づくりNPO団体、学術機関等、地域企業のサテライトオフィス需要に応える公民連携の共創・協働スペースの整備を提案します。盛岡市役所新庁舎など公共施設の一部を活用するなどして初期投資を抑え、民間事業者のノウハウを活かした運営を行うことで、多様な人材が集まり、新たなビジネスイノベーション、地域づくり活動が生まれる交流拠点となることを期待します。
(提案)「総合的な公園としての内丸」の保全と魅力向上
内丸地区全体を大きな総合公園と捉え、人々が歩いて回れる空間、世代問わずに余暇を過ごせる場所としての魅力を高めるべきです。盛岡城跡(岩手公園)や中津川といった歴史・自然遺産を核とし、これらを結ぶ緑豊かな遊歩道を整備することで、住民や来訪者が心安らぐ空間を保全・創造してください。
(提案)自転車やパーソナルモビリティの活用推進
歩行者を中心としつつ、新たな移動手段として、自転車や電動キックボードなどのパーソナルモビリティが安全かつ快適に利用できる環境整備を求めます。専用レーンの設置やシェアリングサービスの導入により、環境負荷が少なく、回遊性の高いまちづくりを目指していただきたいです。
(提案)自動運転バス等、次世代公共交通システムの導入
50年後を見据えた計画であるならば、自動運転バスやAI活用型デマンド交通といった次世代の公共交通システムの導入を、盛岡駅・内丸地区・仙北駅などの結節点間にて計画を早い段階から検討・実証実験していくべきです。
これにより、高齢者や交通弱者の移動手段を確保し、自家用車に依存しない持続可能な都市交通の実現を目指していただきたいです。
(提案)既存住民および将来の住民が安心・安全に暮らせる仕組みづくり
内丸地区に現在住んでいる方、そしてこれから住まわれる方が、日常通っている方が、長期にわたり安心・安全に暮らせる過ごせるための具体的な施策(例:防災機能の強化、夜間照明の整備、コミュニティ形成支援など)を計画に明確に位置づけていただきたいです。
【まとめ】
内丸地区が、県都・盛岡のシンボルとして市民の誇りとなり、未来にわたって多くの人々で賑わう場所となることを心から願っております。
本プランの実現に向けて、内丸住人として今後も注目し、何ができるかを考え、実際に関われる事を探して協力していきたいと考えています。
市長の力強い決断とリーダーシップにより、市民と共に未来を創る、機会となれば嬉しいです。
岩見信吾