物資が届いていないのではなく、正確な情報がしっかり届いていないのです。
全国から集った支援物資は、各避難所など行く先々でみなさんが困らないよう、被災度の少ない所にいったん集積し、丁寧に仕訳して、必要な物が必要な分量しっかり届くようにしています。
また、人員も不足しているので、仕分けや物資の輸送に時間がかかるんです。
ですから、必ず届きますのでお待ちください。
ってなぜマスコミは伝えない?
「不足」ばっかりを念仏のように唱えるマスコミ。
マスコミの役割って何なのでしょうか?
的確な情報を迅速に確実に届けてもらいたい。
そういうところをマスコミ各社は、しっかり考えていただきたい。
「とりあえず何か送ろう」はNG! 情報収集とニーズの把握が大切です。
なぜ物資支援は難しいのか?
- 仕分け・管理の負担: 全国からの大量の物資は、人手不足の中、仕分け、消費期限や個数の確認、保管に多大な労力と時間、場所を要します。
- ニーズの変化: 発災直後から、避難所、仮設住宅と状況に応じて必要なものが変わります。量も個人の少量からまとまった量へと変化します。
- 不要な物資の発生: 古着や賞味期限切れの食品など、ニーズに合わない物資は廃棄せざるを得ず、衛生問題や処分費用が発生します。過去には、大量の不要な衣類が焼却処分になった例もあります。
- 地域経済への影響: 過剰な物資支援は、被災地の商店やスーパーの購買活動を妨げ、地域経済の復興を遅らせる可能性があります。
- 輸送の課題: 個人が手配する輸送は困難で、被災地のニーズに合わせた効率的な配送ルートがない場合、物資が届かない、または遅れることがあります。
本当に必要な支援とは?
- 情報収集とニーズの先読み: 被災地の自治体や支援団体の情報を確認し、本当に必要なものを把握しましょう。
- 必要な時に、必要な分だけ、まとまった量を: 個人的な少量支援ではなく、まとまった量を適切なタイミングで届けることが重要です。
- 過剰な支援は控える: 衣類、食料など、最低限の生活に必要なものに絞りましょう。
- 被災地の経済を考える: 物資を送る代わりに、募金・支援金という形で被災地の経済活動を支援することも有効な手段です。
個人で物資を送るより、お金の支援を検討しましょう
- 自力で輸送手段を持たない場合
- 被災地のニーズを直接把握するルートがない場合
「物資支援は第二の災害」という言葉があるように、安易な物資の送付は、被災地に更なる負担をかける可能性があります。被災地の状況を理解し、より効果的な支援を心がけましょう。
私が東日本大震災・津波発災1か月後行っていた「地元商店街・地域経済も守る」取り組み。

NPO法人ふれあいステーション・あい「地元商店を活用した被災者支援」
NHKニュースにも何度も取り上げてられました。
災害ボランティアセンターへのボランティア受入の体制づくりと捌き方・センターの操縦ノウハウは伝えれた。
意識高い系の変な活動家の意見にとらわれず「郷に入っては郷に従え」ただそれだけである。
地元のことを知っているのは地元の方々だから。
それをしっかりもつことが一番大事。
直接的な監視・監督役は、一般的にはNPO法人の内部関係者や所轄庁(都道府県や内閣府)です。
- 役員(理事・監事): NPO法人は、法律で理事と監事の設置が義務付けられています。
- 理事: 法人の業務執行を決定し、実際に業務を行います。
- 監事: 理事の業務執行や法人の財産状況を監査し、不正や不当な行為がないかをチェックする、内部の監視・監督役です。監事は、理事とは独立した立場で職務を行います。
- 所轄庁: NPO法人の設立を認証し、運営状況を監督する行政機関です。NPO法人は、事業報告書などを所轄庁に提出する義務があり、所轄庁はこれらの書類や必要に応じて行う立ち入り検査などを通じて、法人の運営が適正に行われているかを監督します。
では、なぜ「市民」が監視・監督役と言える側面があるのでしょうか?
それは、NPO法人の活動の透明性を確保し、社会的な信頼性を高める上で、市民からの視点や意見が非常に重要だからです。
- 情報公開: NPO法人は、定款、役員名簿、事業報告書、活動計算書(収支計算書)、貸借対照表などを公開する義務があります。これは、市民がNPO法人の活動内容や財務状況を把握し、適切に運営されているかをチェックするための重要な手段です。
- 意見や批判: 市民は、NPO法人の活動に対して意見を述べたり、疑問点や改善点を指摘したりすることができます。これらの声は、NPO法人がより良い運営を行うための貴重なフィードバックとなります。
- 社会的な評価: NPO法人の活動は、最終的には市民からの評価によってその存続や発展が左右されます。市民からの信頼を得られないNPO法人は、活動資金の獲得やボランティアの確保が難しくなる可能性があります。
- 公益性の担保: NPO法人は、営利を目的とせず、社会全体の利益に貢献する活動を行うことが求められます。市民の目は、NPO法人がその目的をしっかりと果たしているかを監視する役割を担っています。
まとめると:
NPO法人の直接的な監視・監督を行うのは、役員(特に監事)と所轄庁です。しかし、NPO法人が社会的な使命を果たし、透明性の高い運営を行うためには、市民からの関心、理解、そして批判的な視点も不可欠です。情報公開を通じて市民がNPO法人の活動をチェックし、意見を表明することは、間接的ではあるものの、重要な監視・監督の役割を果たしていると言えるでしょう。
「市民が監視・監督役」という表現は、NPO法人が社会に対して説明責任を負い、市民からの信頼を得ながら活動していくことの重要性を示唆していると考えられます。
行政の方に陰口をされるのは、一番がっかりしますね。
いろんな人が聞いていますし、お話も巡り巡って来ますし、そんな時は話半分で聞いています。
人に照会するわけですから、必然的に判断も厳しくなりますよね。
私の信用問題につながりますからね。
そういうところを分かっていない方が多すぎてとてもガッカリしてしまいます。
かわいそうさん。
こんな人にならないように・・・教えてくれてありがとう。
ご指摘の通り、単に箱物を作ったり、一時的なイベントを行ったりするだけでは、東京や大都市圏のような強い吸引力を持つ場所にはなかなか勝てません。人がいて、仕事があって、街があるという好循環を生み出すためには、その吸引力に負けない「何か」が必要になります。
その吸引力に負けないもの、それは一言で言えば、「その地域ならではの、かけがえのない魅力と価値」です。
もう少し具体的に分解して説明します。
大都市圏の吸引力に対抗するための、地方の「かけがえのない魅力と価値」とは?
地域固有の資源と文化を活かした独自性:
- 自然の魅力: 美しい景観、豊かな自然、温泉、地域特有の気候風土などは、都市部にはない大きな魅力です。これらを観光資源としてだけでなく、人々の暮らしの質を高める要素として活かすことができます。
- 歴史・文化: 古くからの伝統、祭り、食文化、地元の工芸品などは、その地域ならではのアイデンティティを形成します。これらの文化を大切にし、新しい形で発信していくことが重要です。
- 地域産業: 農業、漁業、林業といった第一次産業や、そこで培われた技術、地元の素材を活かした産業は、その地域ならではの雇用を生み出し、経済の基盤となります。
「共生」の価値観に基づいた新しいライフスタイル:
- ゆとりある暮らし: 満員電車や通勤ラッシュとは無縁の、時間や空間にゆとりのある生活は、心身の健康につながります。
- コミュニティの温かさ: 顔が見える関係性、助け合いの精神が根付いた地域コミュニティは、孤立感を軽減し、安心感をもたらします。
- 子育てのしやすさ: 自然豊かな環境、地域全体で見守る子育て環境は、都市部にはない魅力です。
新しい働き方と創造性の発揮:
- 多様な働き方の可能性: テレワークの普及により、場所に縛られない働き方が広がっています。地方にいながら都市部の仕事をする、あるいは地方で新しいビジネスを始めるなど、多様な選択肢を提供できます。
- 起業・イノベーションの支援: 地域資源や課題を活かした新しいビジネスの創出を支援することで、地域に新たな活力を生み出します。
- 創造性を刺激する環境: 自然や文化に触れることで、新しいアイデアが生まれたり、創造性が高まったりする可能性があります。
「人がいて、仕事があって、街がある」を持続可能なものにするために:
単にこれらの要素を並べるだけでなく、これらが有機的に結びつき、好循環を生み出す仕組みを作ることが重要です。
- 魅力的な仕事づくり: 地域資源を活かした産業の育成、新しい働き方の支援、起業家の育成などにより、地域に根ざした魅力的な仕事を生み出す。
- 暮らしやすい街づくり: 医療、教育、交通、情報インフラなどを整備し、誰もが安心して快適に暮らせる環境を整える。
- 多様な人材の受け入れ: 若者、移住者、高齢者など、多様な背景を持つ人々が活躍できるような、オープンで魅力的な地域社会を形成する。
- 地域間の連携: 近隣の自治体や企業と連携し、広域的な経済圏を形成することで、より大きなスケールメリットを生み出す。
まとめ:
地方創生で重要なのは、大都市圏の模倣ではなく、その地域ならではの「かけがえのない魅力と価値」を磨き上げ、それを求める人々にとって魅力的な選択肢となることです。「共生」の価値観を大切にし、新しいライフスタイルや働き方を提案することで、強い吸引力を持つ地域経済圏を創り上げることができるはずです。
いくら立派な建物を作っても、そこに「暮らしたい」「働きたい」と思える魅力がなければ、人は集まりません。
その地域にしかない価値を見出し、それを最大限に活かすことこそが、地方創生の鍵となるでしょう。
「大雪りばぁねっと 不正流用問題」ですが、岩手県は、検証委員会を設置し、補助金支出で県の対応に問題がなかったかを検証し、「通常の処理としては適切だった」とする報告書を県議会に提出していました。
しかし「県の責任があいまい」として、県議会からの再検証を求める指摘が相次ぎ、全て県外の委員を選定し、第三者組織での再検証が始まりました。
■山田町NPO問題 第三者組織、3月に再検証結果報告へ 岩手【産経ニュース】より
山田町から委託された東日本大震災の緊急雇用創出事業費をNPO法人「大雪りばぁねっと。」(北海道旭川市、破産手続き中)が不正流用した問題を再検証する第三者組織「山田町NPO事案の再検証に関する有識者会議」の初会合が28日、盛岡市内で開かれた。http://www.sankei.com/region/news/160129/rgn1601290035-n1.html
大雪りばぁねっとが悪い。山田町が悪い。という押しつけだけではなく、なぜ委託者が制御できなかったか?止めることができなかったのか?委託費の枯渇を招いてしまったのか?根幹の問題をしっかり解決してほしいです。
国の復興補助ですので、執行状況は県(出先機関の補助金執行者やNPO推進担当)も把握していたでしょうし・・・ある程度岩手県にも責任はあると思っています。
またここで「いわてNPOセンター」の件のようにうやむやにしようとすると、同じことを繰り返してしまうと思います。
何かしらの問題はある訳で、第三者機関の再び検証をするのでしょう。また「適切だった」ということが出れば、やることは無駄ですし、再検証の意味はないのです。
あの団体が、緊急雇用対策事業を用いて、いろんなからくりを使い、大きな建物や高額な物品を手に入れるため、大量な人材を雇用できる環境整備をしたとは考えられません。
仕組みを知り尽くしていて、ある程度権限がある誰かが知恵を使ったとしか思えません。
そして、そのツケをNPOに払わせようとしているのです。
NPO・市民活動を支援する側、NPOを職業にしている側、NPO法人を運営をしている側からとると、このようなNPOに対するイメージダウンは、今後の活動に大きく左右します。
また、雇われている側・運営する側からすると死活問題です。
オーバーだという人もいますが、地域に根差した小さいNPOほど、ほんと重大な問題です。
ですので、何度も同じ事をしつこく言っていますが・・・
委託者・受託者、そして第一に報道する側もその辺をしっかり考えてほしいです。
私自身もしっかり仕事として、使命として取り組んでいきますので、わかりやすく、慎重かつ丁寧にお願いします。
【要望】
「NPO横領」「NPO不祥事」などのような記事・ニュースの見出しはやめてください。
企業が、不祥事を起こしても「株式会社横領」「株式会社不祥事」とは見出しを打たないはずです。
記事の内容に関しても「NPOが」、「NPO法人が」ではなく、法人の名称で報じていただければ幸いです。
NPO法人・特定非営利活動法人は、法人格であり、法人名称ではありません。
日本全国で地道に活動をしているNPOのイメージダウンにつながります。
なにとぞ、お取り計らいいただきますようお願いいたします。
2016年1月30日 岩見信吾
■参考 1月19日岩手県内のテレビ欄より
テレビ岩手「大雪りばぁねっと事件判決」
岩手朝日テレビ「NPO元代表に判決」
IBCテレビ「山田NPO横領事件で判決」
めんこいテレビ「山田町NPO裁判で元代表に判決」
NHK総合・盛岡「大雪りばぁねっと。元代表理事らに判決」
「ゼネラル」なもの、つまり一般的で普通のものだけでは、たくさんの選択肢がある中で埋もれてしまう。
「スペシャル:特別」な要素があることで、
目に留まりやすくなる: 他とは違う事柄で、人々の注意を引く
記憶に残りやすくなる: ただの普通ではなく、「何か特別なもの」として印象づけられる
選ばれやすくなる: 他にない価値や魅力があると感じられ、選ぶ理由
例えるなら、たくさんの白いTシャツの中で、特別なデザインや着心地の良さを持つTシャツが選ばれるようなもの。
つまり、普通のものの中に、キラリと光る個性や魅力を加えることで、価値を高め、人々の心に響くようになる。
覚書。
20代から非営利セクターの役員やってきて、部下も出来て、管理職や監事職やっているからなのか…
20代中盤からは、「もう若手ではない。」とずっと思っている。てか、言い聞かせていました。
だから、自分から「若手」というのは、すごく恥ずかしいことだと思う。
しかも、30代半ばにもなってね…
バカ=バカまじめで、馬力の有る人だと感じる。
だから私は、若手ではない。
まだまだ、中堅だけども・・・と言わせてください。
そのうち、ベテラン、プロフェッショナルになるまでです。
「もう十分なってる、重鎮」って言われるけど?!(笑)
重荷になってなければいいけど、ありがとう!
歳だけ取って、どうやって今まで生きてきたのだろうか?と思う人いますよね・・・そんな残念な人にはなりたくない。
教えてくれてありがとう!