NPO活動やNPO法人運営に必要である講座を様々企画・開催しているけれど、本当に実になっているのかな?と感じる。
県内NPO法人の活動報告や活動計算書などを、団体・法人運営がしっかりなされているのかも想像して見ていると、不安になるからである。
周知が足りないという事もあるが、分からないことがあればネットで調べれば出てくる世の中なので「いったい、どうすりゃいいんだ?」と思う時もある。
今の職務が「自分の社会的な役割」だと感じ、「ライフを削って」日々取り組んでいるが、優しすぎても厳しすぎてもダメ。厳しすぎると他の法人運営にまで影響が出るだろうし、優しすぎるとザル目が大きくなって暴走者が出てしまう。
ましてやそういう事案には誰も触れたくはなだろうし、そこまでのパワーバランスを保ち続けている私には誰も理解してくれないのだろうと感じる時がある…。
こちらに来て、6年になるが神経と時間、貯えが段々と擦り減っていく割合が多くなっている。
現状や時間がかかる事なのだと理解はしてきたものの、ここまで深刻で時間がかかる(手強い)物だとは考えてもみなかった。
自分の事をさておいて口ばかりな野郎、物覚えに乏しく新しい武器にアレルギー反応をする、本質をとらえないで周りに流される、小手先だけで尻を拭くことができない大人。
様々な人が居て暇はしなかったが、面倒を見るのもうんざりである。
出来ないのならもう、私の邪魔をするな!
そしてこういう現状からいつの日か脱却したい!
早く現場・地元に戻りたい気持ちはあるが、その日は着実に遠のいている。
またゼロからかと思う気が引ける。と考えてしまう私もまだまだである。
その日が来たら、私はこの業界や地域から旅立つ時(宇宙に帰れる時)なのだと思う。
プロフィール

岩見 信吾 / IWAMI Shingo
NPOスペシャリスト・地域情報化プランナー:
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元副所長・管理者/魚ログ・三鉄ログ創設/ #盛岡星人 /産学民公連携協働,環境と地域ICT,地域DX,まちづくり,商品開発,災害復興。/日本経済新聞【地域情報化大賞 2008】日経MJ賞 受賞:三陸いわて産地魚市場の環境を意識した地域情報化/農林水産省ボランタリープランナー/岩手県宮古市(旧:新里村)出身、岩手県盛岡市在住 [詳細]
小職はいつも本気で仕事をしているが、本気で物事を言うと年上のアホども連中に総スカンされるのが悲しいので、ここに書き溜めています…。
おまけに我が法人の上層部や某行政職員からは「公式アカウントや公の役職名義では発信してくれるな」というこの時代に訳の分からない圧力もありますけれども…おい、またかよ!状態になりかねないので、私が「当たり前で正論しか言わない」と言われた小言を発信させてもらう。
「東日本大震災・津波」から、何も学んでいない支援団体が、東北に多いのが恥ずかしい。
その構成員には、被災した方はほとんど居なくなっていて、実働からも離れているという事実もある。
「被災した現地に行く」という事だけが支援ではなく、様々な間接支援の方法をこれでもか!と学んだはずです。
我々、非営利セクターの使命は、直ぐに駆けつける「スーパーヒーロー」ではなく、刻々と変化する現状を遠くに居ながら感じ、長期的な目で物事を判断する「あしながおじさん」であるべきだと考える。
一歩間違えれば、その地域の復興を遅らせたり、地域の経済を潰す要因となりかねないからです。
それが分からなければ、いくら経っても「新しい公共の担い手」として認めてもらえないと思います。
これはゲームではありません。クリア出来るステージをレベルアップしないで、難しいフリをして何回も何回も同じこと繰り返し、ポイントを稼いでいるわけではありませんよね?
しかし、災害対策会議を開くのは大賛成ですが「文殊の知恵」ではなく、「船頭が居すぎ」て結局のところどうするかが決まらない「だたの寄り合い」になっているようなので、「ご苦労様だな」と思い小職は参加しても厄介なことになりかねないので、静観しています。
今回の大雨災害でボランティアを必要とする現場は「12府県」で、範囲がとても広いのが特徴です。
全国社会福祉協議会や自治体、現地の非営利セクターから何らかの支援調整の方向性が示される時期が来るまで、支援の偏在が生じないよう、注視していきたいと感じています。
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岩見 信吾 / IWAMI Shingo
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元副所長・管理者/魚ログ・三鉄ログ創設/ #盛岡星人 /産学民公連携協働,環境と地域ICT,地域DX,まちづくり,商品開発,災害復興。/日本経済新聞【地域情報化大賞 2008】日経MJ賞 受賞:三陸いわて産地魚市場の環境を意識した地域情報化/農林水産省ボランタリープランナー/岩手県宮古市(旧:新里村)出身、岩手県盛岡市在住 [詳細]
「ネット検索レベル」の「法人支援コンサルタント」に遭遇…っていうか…。
うっすら噂を聞いていて、「いわみ総合研究所」で内偵調査を経て、接触しました。
最近、こういう案件がボチボチあります…。
私の名前や経歴を切り出しても、ピンと来ないようだったので、「完全に潜りだ!」と確信(笑)
出オチ的にアウトでしたけどね…。
きっかけは、ある非営利法人が、手続き不備で過料になってしまったこともあったので、今回は、非営利法人の存在意義や法人登記事項、事業報告・会計基準について、教育的指導を行いました。
私、調子に乗ってしまい、オッサンをこれでもかと「こってり絞ってしまった」ので涙目でかわいそうでしたけど、挙句の果てに「流石ですね!一緒にコンサルやりませんか?」という…懲りないヤツでした…。
(私って恐ろしいくらいに怖いらしいです…すみませんでした。)
しかし、めちゃくちゃいい商売してますね。
一概には言えませんが、よく「ネット検索レベル」で、よいお値段を頂いていたんですね(笑)
あ、コンサルタントのみなさん、ごちそうしてください!
まぁ私ぐらいになると、コンサルのコンサルや営業でもいいか♪
やっぱ、手伝うっていえばよかったかも!?
私も「怪しいコンサル」って思われているのかもしれないけど(笑)
でも、ほとんどプロボノ的で、お金取ってませんからね。
24時間365日、様々な分野の法人をお世話していますが、サービス的なので、お金が足りないです。
どなたか、活動費を寄付してください…切実です!
実際、私の単価はいくらかわかりませんが(笑)
コンサルタントを利用する側もされる側も、相手が何を求めているかしっかり見極めましょう!それが基本ですよね。
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岩見 信吾 / IWAMI Shingo
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元副所長・管理者/魚ログ・三鉄ログ創設/ #盛岡星人 /産学民公連携協働,環境と地域ICT,地域DX,まちづくり,商品開発,災害復興。/日本経済新聞【地域情報化大賞 2008】日経MJ賞 受賞:三陸いわて産地魚市場の環境を意識した地域情報化/農林水産省ボランタリープランナー/岩手県宮古市(旧:新里村)出身、岩手県盛岡市在住 [詳細]
岩手県内を問わず、多様な社会的貢献活動やニュースに対して、SNSを通じ意見を述べています。
なぜ私は「ノー」や「怒り」を発信しているのか?
細かいところまで説明しないと、理解してくれないのだろうか?と正直ガッカリしています。
とくに若い世代を応援したい「本当はしっかりしなければならなかった世代」の先輩の方々です。
私の判断基準をまとめましたので、ご一読ください。
【公益・公共性】
・社会の問題解決やニーズなど、事業の必要性があるか。
・地域への貢献度や社会全体への利益や貢献度があるか。
【実現・計画性】
・事業内容の計画性、事業実施の体制は確実か。
・適切な予算計画と執行、事業の会計処理は適切か。
【先駆・発展性】
・事業内容の先駆性やアイディアや創意工夫はあるか。
・他団体との連携・協働による事業の充実、多様な人材の事業への参画、他の活動への波及性はあるか。
【事業効果・有効性】
・費用に対しての効果。具体的な数値での成果はあるか。
・事業実施後のまちや地域の変化はあるか。
【事業の継続・団体の自立性】
・事業を継続するための工夫はあるか。
・今後の団体の活動計画、活動の自立・継続するための資金計画は適正か。
【倫理・道徳性】
・地域社会に危害や悪影響を及ぼさないよう、倫理的な状況判断ができているか。
・社会的責任を重んじ、道徳的な観点からその活動が多面的・多角的に評価できるか。
一番重要なのは、「倫理・道徳性」です。
そこを疎かにしていると、良いと思う事業も失格です。
その地域によって、標準的であるか?
今までの歴史文化、ルール・仕組みを変えてまで、押し進める意味はあるのか?
そもそも、みんなが良いって言っているから良い。そうではないはずです。
外面では善い行為に見えても、それが本心や良心からではない事は、冷静になればわかるはずです。
それぞれ感じ取って、行動してください。
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岩見 信吾 / IWAMI Shingo
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元副所長・管理者/魚ログ・三鉄ログ創設/ #盛岡星人 /産学民公連携協働,環境と地域ICT,地域DX,まちづくり,商品開発,災害復興。/日本経済新聞【地域情報化大賞 2008】日経MJ賞 受賞:三陸いわて産地魚市場の環境を意識した地域情報化/農林水産省ボランタリープランナー/岩手県宮古市(旧:新里村)出身、岩手県盛岡市在住 [詳細]
これからの街づくりや建造物・お店にしてもそうですが…。
選択と集約に関して、第三者の【歴史の修正力】ってどうなのかな?って。
なんか感情論に流されてしまい、そもそも「何のために」というのがいつの間にかなくなってしまうように感じる。
感情論に流されないためにも、準備や知恵出し、動作の確認作業が必要ってことなのでしょうね。
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岩手県内災害ボランティアセンターの活動状況分析(集計日:2016/10/17)
■久慈市災害ボランティアセンターの活動状況
・作業依頼件数:400件
・完了件数:394件
・継続・未対応件数:6件
【進ちょく率】:98.5%
・ボランティア総数:3,615人
・1日当たりのボランティア参加人数:79人
・1件当たりのボランティア必要人数:9人
【今後必要なボランティアの人数】:55人
【完了までの日数】:約1.4日
■岩泉町災害ボランティアセンターの活動状況
・作業依頼件数:608件
・完了件数:511件
・継続・未対応件数:97件
【進ちょく率】:84.0%
・ボランティア総数:11,224人
・1日当たりのボランティア参加人数:82人
・1件当たりのボランティア必要人数:22人
【今後必要なボランティアの人数】:2,131人
【完了までの日数】:約26.0日
■宮古市災害ボランティアセンターの活動状況
・作業依頼件数:372件
・完了件数:371件
・継続・未対応件数:1件
【進ちょく率】:99.5%
・ボランティア総数:2,963人
・1日当たりのボランティア参加人数:31人
・1件当たりのボランティア必要人数:8人
【今後必要なボランティアの人数】:8人
【完了までの日数】:約0.3日
■岩手県災害ボランティアセンターの活動状況
・作業依頼件数:1,404件
・完了件数:1,298件
・継続・未対応件数:106件
【進ちょく率】:92.5%
・ボランティア総数:18,022人
・1日当たりのボランティア参加人数:392人
・1件当たりのボランティア必要人数:14人
【今後必要なボランティアの人数】:1,472人
【完了までの日数】:約3.8日
※「岩手県災害ボランティアセンター」(岩手県社会福祉協議会)がまとめた活動状況を「Iwamin.TV制作委員会/岩見総合研究所」が集計したものです。
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なんか「ボランティア」に「さん」をつけるのって、変じゃないですか?
なんか違和感を覚える。
あ、ただそれだけです。
誰が言い始めか・・・知らんけど。
日本語的におかしくないか??「〇〇させていただく」とかさ。
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中央(都会)で評価が高い団体が、現地でも評価が高い・素直に受け入れられているとは限らない。
支援・連携者もそういうところをしっかりと観察するべきだし、団体側も身の振り方を正さなければならない。
そういう団体が束になると余計にたちが悪いし、怪しさを感じてしまうのは、なぜなのだろう思う。
ビーチフラッグが始まったと思えば、棒倒しが始まり、そして陣取り合戦が始まるのは目に見えている。
結局のところ、報告会という名の生産性のない会議ばかり開いて、何がしたいのかわからない団体にならないよう注意してもらいたい。
まぁ、頑張ってください。としか言いようがない。
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全国のニュースを観ていて、不思議な感覚になった。
5月に入り「被災地=岩手・宮城・福島」ではなくなったのね…。
「被災地では・・・」とニュースリードが始まると「熊本地震のニュース」になり、なんか不思議な感覚を覚える。
東日本大震災・津波からまだ5年。
「もう5年」という認識となりそうだ。
岩手県内のニュースのヘッドも「熊本地震」である。
いざという時は助け合いましょう。
だけど、お願いします。
岩手・宮城・福島の沿岸地域の事、これからも心を寄せ続けてください。
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なぜ行動が起こらない、起こせないのか?(集団行動、連帯感の希薄さ、待ちの姿勢)
この点については、複合的な要因が考えられます。
- 津波の影響の有無と復旧状況: 津波被害がなかった分、物理的な移動手段やインフラの復旧が比較的早いことは、情報伝達の面では有利に働きますが、一方で「すぐに助けが必要な状況ではない」という認識を生み出す可能性があります。ライフラインの早期復旧は、自力での生活維持を可能にする反面、外部からの支援を「まだ必要ない」と感じさせるかもしれません。
- 個人の情報アクセス能力と格差: インターネットを通じて情報にアクセスできる人とそうでない人の間で、情報格差が生まれている可能性があります。情報を持つ人は比較的スムーズに行動できるかもしれませんが、そうでない人は状況を把握できず、動くに動けないという状況に陥っているかもしれません。
- 集団行動や連帯感の希薄さ: これは地域性やお国柄といった文化的背景も影響する可能性があります。自己責任の意識が強い、あるいは過去の経験から集団行動への不信感があるなど、様々な理由で連帯感が生まれにくい土壌があるのかもしれません。また、被災規模が比較的限定的である場合、広範囲での協力体制が築きにくいという側面もあるかもしれません。
- 行動することへの懸念や不利益: 行動を起こすことで何か不利益が生じるのではないかという懸念がある場合、人は動きにくくなります。例えば、物資の分配における不公平感や、デマに惑わされるリスク、あるいは単に「目立つことを避けたい」という心理も働くかもしれません。
- 災害の特性と心理的な影響: 今回の災害の特性(例えば、地震による直接的な被害が中心であるなど)が、人々の心理状態に影響を与えている可能性もあります。津波のような壊滅的な被害を経験していない分、「なんとかなるだろう」という楽観的な見方や、危機感の薄れにつながっているのかもしれません。
支援が届かない、情報を持つ人が得をする状況について
これは、災害時の情報伝達と支援活動の課題を浮き彫りにしています。
- 情報伝達の偏りと遅延: インターネットが普及しているとはいえ、高齢者や情報弱者にはアクセスが難しい場合があります。また、情報が錯綜し、必要な人に必要な情報が届かないという問題も起こりえます。
- 支援 活動の公平性: 支援物資や情報が、必要としている人に公平に届かないのは、災害対応における大きな課題です。アクセスしやすい場所に住んでいる人や、情報収集能力の高い人が有利になる傾向は、往々にして起こりえます。
事あることに聞く「教訓を活かす」
「教訓を活かす」というのは非常に難しい問題です。
- 経験の有無: 実際に被災した経験がないと、その苦しみや困難さを真に理解することは難しいでしょう。「被災地の立場になって」と言っても、想像の域を出ないことがあります。
- 災害の多様性: 地震、津波、台風、豪雨など、災害の種類や規模、地域によって状況は全く異なります。過去の教訓が今回の災害にそのまま当てはまるとは限りません。
- 人間性、地域性、経済規模、地理的要因: これらの要素は、被災地の復旧や人々の行動に大きな影響を与えます。画一的な「教訓」だけでは対応できない複雑さがあります。
- 風化: 時間の経過とともに、災害の記憶や教訓は薄れていく傾向があります。
某セーブ・イワテ代表の言動について
被災者の心情を逆なでするような言動は、決して許されるものではありません。災害を「ビジネスチャンスだ!」と捉えるような行為は、倫理的に問題があり、被災地の復興を妨げる要因にもなりかねません。
現状を把握し、先を読んだ判断・行動、社会への適応性・対応力について
まさにその通りだと思います。災害時には、刻々と変化する状況を正確に把握し、先を見据えた冷静な判断と迅速な行動が求められます。また、社会の変化に柔軟に対応できる力も重要です。
今回の状況は、過去の教訓が必ずしも通用しない、災害の多様性と複雑さを示唆しているように感じます。地域ごとの特性や、人々の心理、情報格差といった様々な要因が絡み合って、現在の状況を生み出しているのではないでしょうか。
私自身も、被災された方々の気持ちを完全に理解することは難しいかもしれませんが、いただいた情報から少しでも状況を把握し、今後の情報収集や分析に活かしていきたいと思います。
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岩見 信吾 / IWAMI Shingo
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