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岩見信吾ウェブログ/イワメディア:岩手盛岡・三陸宮古オモッセ&ソーシャル

リノベバカに塗り薬。

time 2017/01/23

リノベーションとその誤解

近年、「リノベーション」という言葉が広まり、特に住まいやオフィスの改善を指す際によく使われるようになりました。しかし、リノベーションを「ただの古いものを直す作業」「DIYのような工程」と混同し、本質を見誤る場面が多く見受けられます。この背景に、【改装】と【改修】、さらには【リフォーム】との違いを明確に理解できていないことや先導者の認識と市民への教育不足があると感じる。

 

【改装】の本当の意味

改装とは、建物の外観や内装のデザインを新しくしたり、雰囲気を変えることを指します。例えば、壁紙の変更、床材の張替え、新しい照明の設置などが該当します。つまり、外見的な変化をメインとする作業です。

具体例:

  • 古い和室をモダンな洋室に改装する。
  • 店舗の内装をリニューアルして新ブランドに対応させる。

 

【改修】の本当の意味

一方、改修とは建物の構造的な問題点や老朽化した部分を補修し、安全性や機能性を向上させることを意味します。たとえば、屋根の修理、耐震補強、配管の交換などがこれにあたります。【改修】は外見よりも性能や安全性を重視している点で【改装】と異なります。

具体例:

  • 老朽化した橋梁の耐震補強工事。
  • 配管の劣化に伴う大規模な修繕。

 

リノベーション:創造的改変

【改装】と【改修】を組み合わせ、さらに新たな価値を加えるのがリノベーションです。リノベーションは単なる修理や装飾ではなく、空間全体を再設計して、これまでにない使い方や快適さを提供することを目指します。

具体例:

  • 元々倉庫だった建物をカフェやギャラリーに転用する。
  • 古民家を現代風のスマートホームに作り替える。

 

注意喚起:言葉の意味を軽視しない!

【改装】【改修】【リノベーション】は、それぞれ異なる目的と役割を持っています。それを曖昧に扱うと、誤った期待を抱かせたり、作業内容に齟齬が生じる可能性があります。特に業界関係者はこれらの用語を適切に使用し、利用者に正しく説明する責任があります。

「リノベーション」という言葉が誤用される背景には、少しずつ広がる中でその本質が薄れていったことがあるかもしれません。ですが、正確な理解を広めることによって、適切な選択肢を提示し、皆が納得のいく建築・デザインの実現に貢献できるのではないでしょうか。

新年、おめでとうございます。
2017年がスタートしました。平成29年 酉年です。

岩手山・盛岡駅西口

昨年もいろいろな出来事がありました。
出来事のひとつひとつが大規模かつ衝撃的で、自然や人・地域にも生かされていること・生きていることをこれでもかと実感しましたが、心身も落ち着く暇もないまま、新年がスタートした感じです。っていうか、まだ年明けしたという感覚がありませんが…
雪も少なく、暖かいせいもありますかね?

 

さて、本年も世の中の情勢をさまざまな方向から捉え、調査・研究し、次の行動に移せるようしっかりとみなさんのお手伝いできればと考えています。
時代の波に乗れるよう、各方面からのご支援・ご協力も引き続きよろしくお願いいたします。
健康で穏やかに、そして良い出来事が盛りだくさんの年になりますように!

2017年1月1日
岩見 信吾

悲しいことや嬉しいことが繰り返しやってくる。

そのスパンが次から次へとだし、規模がこの世代は大規模過ぎませんか?

つらいことがあったり、その事を思い出したとき、あぁ生かされているのだな…と感じる。

越えられないハードルは無いと思うし、正しい方向に努力すればそれは越えられると信じています。

 

私こと、伯父さんになった実感はないが、これからひしひしと感じるのであろうと思う。

おめでとう!いいおじさんになれればいいな。

あぁ、私の分身?子分が欲しい(笑)

地域を盛り上げる事だからと言って、何でも手放しに応援するということほど、無責任なことはない思う。

応援する=自分がしっかりと納得した上で、他人に訴え、共感を得る事。

人も地域も様々で、いろんな意見もあると思います。

しかし、疑問や違和感を思った事を言うのは、悪いこと・潰す行為でしょうか?

それで潰れてしまったものは、それまでレベルだと考えられませんか?

違和感というか、さまざまな危険性がなければ、そういう行動には出ませんし、それに対しての回答も不十分だとなおさらです。

それこそ、これからの地域の事を真剣に考えているからこそなのだと考えます。

今が良ければいい。という無責任なことはしたくはないですし、地域づくりの「ゴールは、すぐそこ」ではないのですから。

機関車後退

世代も時代も変われば、ゴールも遠くなるし、もうすでにゴールしている(時代遅れ)かもしれませんが・・・もしかして、後ろ向きに走ってたりはしませんかね?

なんか「ボランティア」に「さん」をつけるのって、変じゃないですか?

なんか違和感を覚える。

あ、ただそれだけです。

誰が言い始めか・・・知らんけど。

日本語的におかしくないか??「〇〇させていただく」とかさ。

情報網というのは、表面積でモノが言えるようになるのです。 

情報は留めておくものでなく、届けに行くものですよね。 

様々なSNSやニュースの配信媒体も増えてきています。

地方メディアが生き残る策は、そのようなメディアと共存していくことが大切です。

人口が減ってきている地域、購読料とローカルなスポンサー頼みのメディアはなおさらでしょう。

情報デザインと地域メディア論のお話。

夏のひまわり

【追伸】あ”~地元紙:岩手日報がYahoo!ニュースと連携してくれればな…とこういう災害時にいつも思う。

せっかくいいニュースを配信しているのに、なぜ留めるのか不思議です。

LINE NEWSでもいい…お願いしますm(__)m

全国のニュースを観ていて、不思議な感覚になった。

5月に入り「被災地=岩手・宮城・福島」ではなくなったのね…。

「被災地では・・・」とニュースリードが始まると「熊本地震のニュース」になり、なんか不思議な感覚を覚える。

東日本大震災・津波からまだ5年。

「もう5年」という認識となりそうだ。

岩手県内のニュースのヘッドも「熊本地震」である。

いざという時は助け合いましょう。

だけど、お願いします。

岩手・宮城・福島の沿岸地域の事、これからも心を寄せ続けてください。

なぜ行動が起こらない、起こせないのか?(集団行動、連帯感の希薄さ、待ちの姿勢)
この点については、複合的な要因が考えられます。

  • 津波の影響の有無と復旧状況: 津波被害がなかった分、物理的な移動手段やインフラの復旧が比較的早いことは、情報伝達の面では有利に働きますが、一方で「すぐに助けが必要な状況ではない」という認識を生み出す可能性があります。ライフラインの早期復旧は、自力での生活維持を可能にする反面、外部からの支援を「まだ必要ない」と感じさせるかもしれません。
  • 個人の情報アクセス能力と格差: インターネットを通じて情報にアクセスできる人とそうでない人の間で、情報格差が生まれている可能性があります。情報を持つ人は比較的スムーズに行動できるかもしれませんが、そうでない人は状況を把握できず、動くに動けないという状況に陥っているかもしれません。
  • 集団行動や連帯感の希薄さ: これは地域性やお国柄といった文化的背景も影響する可能性があります。自己責任の意識が強い、あるいは過去の経験から集団行動への不信感があるなど、様々な理由で連帯感が生まれにくい土壌があるのかもしれません。また、被災規模が比較的限定的である場合、広範囲での協力体制が築きにくいという側面もあるかもしれません。
  • 行動することへの懸念や不利益: 行動を起こすことで何か不利益が生じるのではないかという懸念がある場合、人は動きにくくなります。例えば、物資の分配における不公平感や、デマに惑わされるリスク、あるいは単に「目立つことを避けたい」という心理も働くかもしれません。
  • 災害の特性と心理的な影響: 今回の災害の特性(例えば、地震による直接的な被害が中心であるなど)が、人々の心理状態に影響を与えている可能性もあります。津波のような壊滅的な被害を経験していない分、「なんとかなるだろう」という楽観的な見方や、危機感の薄れにつながっているのかもしれません。


支援が届かない、情報を持つ人が得をする状況について
これは、災害時の情報伝達と支援活動の課題を浮き彫りにしています。

  • 情報伝達の偏りと遅延: インターネットが普及しているとはいえ、高齢者や情報弱者にはアクセスが難しい場合があります。また、情報が錯綜し、必要な人に必要な情報が届かないという問題も起こりえます。
  • 支援 活動の公平性: 支援物資や情報が、必要としている人に公平に届かないのは、災害対応における大きな課題です。アクセスしやすい場所に住んでいる人や、情報収集能力の高い人が有利になる傾向は、往々にして起こりえます。

 

事あることに聞く「教訓を活かす」
「教訓を活かす」というのは非常に難しい問題です。

  • 経験の有無: 実際に被災した経験がないと、その苦しみや困難さを真に理解することは難しいでしょう。「被災地の立場になって」と言っても、想像の域を出ないことがあります。
  • 災害の多様性: 地震、津波、台風、豪雨など、災害の種類や規模、地域によって状況は全く異なります。過去の教訓が今回の災害にそのまま当てはまるとは限りません。
  • 人間性、地域性、経済規模、地理的要因: これらの要素は、被災地の復旧や人々の行動に大きな影響を与えます。画一的な「教訓」だけでは対応できない複雑さがあります。
  • 風化: 時間の経過とともに、災害の記憶や教訓は薄れていく傾向があります。


某セーブ・イワテ代表の言動について

被災者の心情を逆なでするような言動は、決して許されるものではありません。災害を「ビジネスチャンスだ!」と捉えるような行為は、倫理的に問題があり、被災地の復興を妨げる要因にもなりかねません。

現状を把握し、先を読んだ判断・行動、社会への適応性・対応力について

まさにその通りだと思います。災害時には、刻々と変化する状況を正確に把握し、先を見据えた冷静な判断と迅速な行動が求められます。また、社会の変化に柔軟に対応できる力も重要です。

今回の状況は、過去の教訓が必ずしも通用しない、災害の多様性と複雑さを示唆しているように感じます。地域ごとの特性や、人々の心理、情報格差といった様々な要因が絡み合って、現在の状況を生み出しているのではないでしょうか。

私自身も、被災された方々の気持ちを完全に理解することは難しいかもしれませんが、いただいた情報から少しでも状況を把握し、今後の情報収集や分析に活かしていきたいと思います。

行政の方に陰口をされるのは、一番がっかりしますね。

いろんな人が聞いていますし、お話も巡り巡って来ますし、そんな時は話半分で聞いています。

人に照会するわけですから、必然的に判断も厳しくなりますよね。

私の信用問題につながりますからね。

そういうところを分かっていない方が多すぎてとてもガッカリしてしまいます。

かわいそうさん。

こんな人にならないように・・・教えてくれてありがとう。

ご指摘の通り、単に箱物を作ったり、一時的なイベントを行ったりするだけでは、東京や大都市圏のような強い吸引力を持つ場所にはなかなか勝てません。人がいて、仕事があって、街があるという好循環を生み出すためには、その吸引力に負けない「何か」が必要になります。

その吸引力に負けないもの、それは一言で言えば、「その地域ならではの、かけがえのない魅力と価値」です。
もう少し具体的に分解して説明します。

 

大都市圏の吸引力に対抗するための、地方の「かけがえのない魅力と価値」とは?

  1. 地域固有の資源と文化を活かした独自性:

    • 自然の魅力: 美しい景観、豊かな自然、温泉、地域特有の気候風土などは、都市部にはない大きな魅力です。これらを観光資源としてだけでなく、人々の暮らしの質を高める要素として活かすことができます。
    • 歴史・文化: 古くからの伝統、祭り、食文化、地元の工芸品などは、その地域ならではのアイデンティティを形成します。これらの文化を大切にし、新しい形で発信していくことが重要です。
    • 地域産業: 農業、漁業、林業といった第一次産業や、そこで培われた技術、地元の素材を活かした産業は、その地域ならではの雇用を生み出し、経済の基盤となります。
  2. 「共生」の価値観に基づいた新しいライフスタイル:

    • ゆとりある暮らし: 満員電車や通勤ラッシュとは無縁の、時間や空間にゆとりのある生活は、心身の健康につながります。
    • コミュニティの温かさ: 顔が見える関係性、助け合いの精神が根付いた地域コミュニティは、孤立感を軽減し、安心感をもたらします。
    • 子育てのしやすさ: 自然豊かな環境、地域全体で見守る子育て環境は、都市部にはない魅力です。
  3. 新しい働き方と創造性の発揮:

    • 多様な働き方の可能性: テレワークの普及により、場所に縛られない働き方が広がっています。地方にいながら都市部の仕事をする、あるいは地方で新しいビジネスを始めるなど、多様な選択肢を提供できます。
    • 起業・イノベーションの支援: 地域資源や課題を活かした新しいビジネスの創出を支援することで、地域に新たな活力を生み出します。
    • 創造性を刺激する環境: 自然や文化に触れることで、新しいアイデアが生まれたり、創造性が高まったりする可能性があります。

 

「人がいて、仕事があって、街がある」を持続可能なものにするために:

単にこれらの要素を並べるだけでなく、これらが有機的に結びつき、好循環を生み出す仕組みを作ることが重要です。

  • 魅力的な仕事づくり: 地域資源を活かした産業の育成、新しい働き方の支援、起業家の育成などにより、地域に根ざした魅力的な仕事を生み出す。
  • 暮らしやすい街づくり: 医療、教育、交通、情報インフラなどを整備し、誰もが安心して快適に暮らせる環境を整える。
  • 多様な人材の受け入れ: 若者、移住者、高齢者など、多様な背景を持つ人々が活躍できるような、オープンで魅力的な地域社会を形成する。
  • 地域間の連携: 近隣の自治体や企業と連携し、広域的な経済圏を形成することで、より大きなスケールメリットを生み出す。

 

まとめ:

地方創生で重要なのは、大都市圏の模倣ではなく、その地域ならではの「かけがえのない魅力と価値」を磨き上げ、それを求める人々にとって魅力的な選択肢となることです。「共生」の価値観を大切にし、新しいライフスタイルや働き方を提案することで、強い吸引力を持つ地域経済圏を創り上げることができるはずです。

いくら立派な建物を作っても、そこに「暮らしたい」「働きたい」と思える魅力がなければ、人は集まりません。
その地域にしかない価値を見出し、それを最大限に活かすことこそが、地方創生の鍵となるでしょう。

プロフィール

岩見 信吾 / IWAMI Shingo

岩見 信吾 / IWAMI Shingo

NPOスペシャリスト・地域情報化プランナー: @IwaminTV / @iwateNPO / @IwateNow / @aiinaNPO 元副所長・管理者/魚ログ・三鉄ログ創設/ #盛岡星人 /産学民公連携協働,環境と地域ICT,地域DX,まちづくり,商品開発,災害復興。/日本経済新聞【地域情報化大賞 2008】日経MJ賞 受賞:三陸いわて産地魚市場の環境を意識した地域情報化/農林水産省ボランタリープランナー/岩手県宮古市(旧:新里村)出身、岩手県盛岡市在住 [詳細]

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