「大雪りばぁねっと 不正流用問題」ですが、岩手県は、検証委員会を設置し、補助金支出で県の対応に問題がなかったかを検証し、「通常の処理としては適切だった」とする報告書を県議会に提出していました。
しかし「県の責任があいまい」として、県議会からの再検証を求める指摘が相次ぎ、全て県外の委員を選定し、第三者組織での再検証が始まりました。
■山田町NPO問題 第三者組織、3月に再検証結果報告へ 岩手【産経ニュース】より
山田町から委託された東日本大震災の緊急雇用創出事業費をNPO法人「大雪りばぁねっと。」(北海道旭川市、破産手続き中)が不正流用した問題を再検証する第三者組織「山田町NPO事案の再検証に関する有識者会議」の初会合が28日、盛岡市内で開かれた。http://www.sankei.com/region/news/160129/rgn1601290035-n1.html
大雪りばぁねっとが悪い。山田町が悪い。という押しつけだけではなく、なぜ委託者が制御できなかったか?止めることができなかったのか?委託費の枯渇を招いてしまったのか?根幹の問題をしっかり解決してほしいです。
国の復興補助ですので、執行状況は県(出先機関の補助金執行者やNPO推進担当)も把握していたでしょうし・・・ある程度岩手県にも責任はあると思っています。
またここで「いわてNPOセンター」の件のようにうやむやにしようとすると、同じことを繰り返してしまうと思います。
何かしらの問題はある訳で、第三者機関の再び検証をするのでしょう。また「適切だった」ということが出れば、やることは無駄ですし、再検証の意味はないのです。
あの団体が、緊急雇用対策事業を用いて、いろんなからくりを使い、大きな建物や高額な物品を手に入れるため、大量な人材を雇用できる環境整備をしたとは考えられません。
仕組みを知り尽くしていて、ある程度権限がある誰かが知恵を使ったとしか思えません。
そして、そのツケをNPOに払わせようとしているのです。
NPO・市民活動を支援する側、NPOを職業にしている側、NPO法人を運営をしている側からとると、このようなNPOに対するイメージダウンは、今後の活動に大きく左右します。
また、雇われている側・運営する側からすると死活問題です。
オーバーだという人もいますが、地域に根差した小さいNPOほど、ほんと重大な問題です。
ですので、何度も同じ事をしつこく言っていますが・・・
委託者・受託者、そして第一に報道する側もその辺をしっかり考えてほしいです。
私自身もしっかり仕事として、使命として取り組んでいきますので、わかりやすく、慎重かつ丁寧にお願いします。
【要望】
「NPO横領」「NPO不祥事」などのような記事・ニュースの見出しはやめてください。
企業が、不祥事を起こしても「株式会社横領」「株式会社不祥事」とは見出しを打たないはずです。
記事の内容に関しても「NPOが」、「NPO法人が」ではなく、法人の名称で報じていただければ幸いです。
NPO法人・特定非営利活動法人は、法人格であり、法人名称ではありません。
日本全国で地道に活動をしているNPOのイメージダウンにつながります。
なにとぞ、お取り計らいいただきますようお願いいたします。
2016年1月30日 岩見信吾
■参考 1月19日岩手県内のテレビ欄より
テレビ岩手「大雪りばぁねっと事件判決」
岩手朝日テレビ「NPO元代表に判決」
IBCテレビ「山田NPO横領事件で判決」
めんこいテレビ「山田町NPO裁判で元代表に判決」
NHK総合・盛岡「大雪りばぁねっと。元代表理事らに判決」
【盛岡市長・盛岡市議会議員選挙】が告示されました。
盛岡に住んで3年目。盛岡で初めての地方選挙です。
盛岡市長選挙は、8年ぶり選挙戦。8年前の投票率は、30.94%と低かったんですね…。
盛岡のみなさん、必ず投票に行きましょうね。
選挙って、迷うんですよね…直感的にこの方というのが居ないんですよねぶっちゃけて。
候補の政策公約にNPO・市民活動や協働ってキーワードってあるかな…というのが仕事柄、私のテーマかなと思う。
でも、誰に投票するか…期日前投票行くけど、じっくり考えます。
盛岡市議会議員選挙ももちろん。
【盛岡市長選挙】◆参考までに・・・な資料
e-みらせん 盛岡市長選挙 公開討論会
「内舘しげる」さんのHPとFBページ
http://uchidate.net
https://www.facebook.com/morioka.uchidate.shigeru
「谷藤ひろあき」さんのHPとFBページ
http://tanifuji-supporter.com
https://www.facebook.com/tanifuji.hiroaki
※政策・公約チラシを印刷・配布することは禁じられてます。インターネット上のみでの閲覧をお願いします。
◆ニュース
谷藤、内舘氏の争い 盛岡市長選が告示【岩手日報】より
盛岡市長選は、ともに無所属で、4選を目指す現職の谷藤裕明さん(65)と、会社役員で新人の内舘茂さん(48)による、8年ぶりの選挙戦が展開されています。
投票は23日(日)ですが、期日前投票も始まっています。
15日現在の有権者数は24万1300人。
(男11万2127人、女12万9173人)
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/news.cgi?sen=20150817_1
岩手県知事選挙は、いろんな作用が働いてなくなった格好。
岩手の知事選(公選法後)では、初の無投票になりそう。
なんか雰囲気もいい感じで高ぶってたので、少し残念です。
でも、岩手県議会議員選挙もあるので、いろいろ注目しています。
いろんな人が出るし、いろんな人が教えてって聞きに来るし。
なんか大人ってめんどくさいなぁ~って思い始めた今日このごろ。
立場とか役職とか…ほんとは関係ないのだけれどもさ。
しかし、9条と15条はどこに行った?!憲法と法律の狭間で、ダメだななこりゃ。今の某官邸は、岩手県民をバカにしてるな…
国政と県政と市政の本来の役割って何なんでしょう。
違ってきているカンジがするのです、ある意味限界なのかな。
「いわてNPOセンター」の事や「大雪りばぁねっと。」の事も、根っこなところを解決しないと、また同じことを繰り返すと思う。
「当事の職員は、もう退職」しており…となりそうだけど。
当然のように良いご身分なお仕事に天下りしているし、現役の人もいるし。なんだかな。
<山田NPO横領>有識者が県の対応批判【河北新報】
岩手県山田町から緊急雇用創出事業を受託したNPO法人「大雪りばぁねっと。」(北海道旭川市、破産手続き中)の業務上横領事件に関連し、岩手県は17日、昨年3月にまとめた内部検証報告書に関して依頼した外部有識者の所見を発表した。
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201502/20150218_33002.html
しかし、一連の事件に関する報道の見出しのことなのですが…
いつも言うけど「山田のNPO」ではなく、県外「北海道旭川市のNPO」です。
「NPOが横領」したのではなく、「1つのNPO法人が横領」したのです。
例えば、「株式会社が横領すれば【社名が】」出ますよね~
なぜ、「NPO法人は【NPOが】」と出るのでしょうか?
メディアの皆さんどうにかなりませんでしょうか。
県民・市民に対して、【誤解を招くことなく、わかりやすく伝える】のがメディアの役割だし、仕事だと思います。
見出しは大事だけど…いい方法ないですかね。