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岩見信吾ウェブログ/イワメディア:岩手盛岡・三陸宮古オモッセ&ソーシャル

【変革の第一歩】支援することの本質は、変化を起こす力

time 2025/02/28

東日本大震災・津波災害に近いですが、岩手県沿岸で林野火災が多発し、大船渡でも平成以降最大級の大火となり、家屋にも被害が及んでいます。

大船渡魚市場

そして、支援を募る声も様々な団体から発せられており、使い道として支援団体の活動に宛てられるのか、直接被災された方に届く支援なのかを寄付者が見分ける必要があります。

何よりも、直接的な支援能力や姿勢を持たない人・組織が包括的な支援を掲げることには、さまざまな問題があります。

その理由を書き留めたいと思います。

1.「与える」だけでは「変える」につながらない

【直接支援の重要性】

・個々のニーズを深く理解し、的確なサポートを提供するには、専門的な知識や経験、そして何よりも当事者と向き合う姿勢が不可欠です。

・直接支援を通じて得られる現場の知見は、包括的な支援を計画・実行する上での基盤となります。

【中間支援の限界】

・資金や情報の提供だけでは、受け手がそれを有効活用できるとは限りません。

・提供された資源が、具体的な課題解決や価値創造に結びつかなければ、社会的なインパクトは限定的です。情報を与えた側が、あたかも支援をしたような錯覚に陥ってしまう事もよくあります。

2.自覚の欠如と責任の所在

【支援の質の担保】

・支援を標榜するならば、その質と成果に対して責任を持つ必要があります。しかし、「与える」だけの支援では、責任の所在が曖昧になり、改善や評価が困難です。

【当事者意識の欠如】

・直接的な関与を避けることで、支援者は現場の現実から乖離し、当事者意識を失いがちです。結果として、表面的な支援にとどまり、本質的な課題解決に貢献できません。

3.なぜ指摘されないのか?

【批判の難しさ】

・善意に基づく活動に対して、批判的な意見を述べることは、心理的な抵抗を伴います。特に、資金提供者の立場にある場合、批判はタブー視されやすい傾向があります。

【評価基準の曖昧さ】

・支援の成果を評価する明確な基準がないため、表面的な活動だけで評価されてしまうことがあります。資金を提供したという事で、支援をしたとみなされる事も多々あります。

【関係性の重視】

・時には、支援をする側とされる側の関係性において、強く指摘できない関係性も存在します。

4.解決策

【直接支援と中間支援の連携】

・直接支援で得られた知見を基に、中間支援が戦略的に資源を投入することで、より効果的な支援が実現します。

【評価システムの確立】

・支援の質と成果を客観的に評価できるシステムを導入し、責任の所在を明確化する必要があります。

【当事者参加の促進】

・支援を受ける側が主体的に参加し、意見を表明できる場を設けることで、よりニーズに合った支援が可能になります。

支援とは、「与える」ことではなく、「変える」ことであり、真に社会に貢献するためには、直接的な関与と責任ある姿勢が不可欠です。

「変革の第一歩」となるように、視野を広くして己の立ち位置をしっかり考えなければなりません。

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私自身が、株式会社めんこいエンタープライズの「NPO活動交流センター管理運営業務(岩手県業務委託事業)」職員応募(2024年8月8日)について、実際に経験したことをまとめて、ブログ記事化しています。

【免責事項】この記事は、特定の個人や団体を断定的に批判するものではありません。
事実関係の詳細については、関係各所による調査と公式な発表が待たれます。


私たちの社会において、「働く」ということは、生活の糧を得るだけでなく、自己実現や社会とのつながりを持つ上で非常に重要な意味を持ちます。その入り口となる「採用選考」は、応募者にとっても、企業にとっても、真剣勝負の場であるべきです。
しかし、岩手県内のある企業で行われた採用活動において、その根幹を揺るがすような、信じがたい事態が起きたという情報が寄せられました。これは単なる一企業の問題ではなく、国家資格を持つ専門職の倫理、そして税金が投入される公的な委託事業のあり方にも関わる、看過できない問題です。

何が起きたのか?

情報によれば、NPO法人いわてキャリアコンサルタント研究会の理事であり、株式会社めんこいエンタープライズの常務取締役を務める人物が、同社の職員採用(岩手県の委託事業に関わる雇用)において、以下の対応を行ったとされています。

  1. 応募書類の放置: 応募者から(2024年8月8日)提出された書類を適切に扱わず、長期間放置(2024年8月29日)した。
    (応募者の電話での問い合わせで放置が判明した)
  2. 採用試験なしでの不採用: 正式な採用試験(面接等)を実施しないまま、一方的に不採用とした。
  3. 不適切な発言: 不採用の決定基準やプロセスについて説明を求めた応募者に対し、「そういう事(説明を求める等)をする人は、どこの企業でも採用しない」という趣旨の発言を行った。
  4. 国家資格の悪用: 上記のような自身の対応について、その根拠が「国家資格キャリアコンサルタントの常識に基づいたものだ」と主張した。

この採用活動の問題点

この一連の対応には、社会通念上、そして人権の観点から、数多くの重大な問題点が含まれています。

  • 公正な選考を受ける権利の侵害: 企業には採用の自由がありますが、それは無制限ではありません。
    応募者は、自身の能力や適性を公正に評価される機会を与えられるべきです。
    書類を放置し、試験もせずに不採用とする行為は、応募者の「選考を受ける権利」そのものを奪うものであり、採用プロセスの公平性を著しく欠いています。

  • 人格権の侵害とパワーハラスメント: 不採用理由やプロセスについて説明を求めることは、応募者の正当な権利です。
    これに対し、「どこの企業でも採用しない」といった発言をすることは、応募者の将来を脅かし、精神的な苦痛を与える脅迫的な言動です。
    これは、企業の優越的な立場を利用したパワーハラスメントに該当する可能性が極めて高く、応募者の人格や尊厳を踏みにじる行為です。

  • 国家資格キャリアコンサルタントの倫理違反: キャリアコンサルタントは、個人のキャリア形成を支援する専門家であり、高い倫理観と専門性が求められる国家資格です。
    応募者の権利を尊重し、公正な態度で接することは、その基本的な責務のはずです。
    今回の担当者の行為は、キャリアコンサルタントの倫理規範に明確に反しています。
    さらに、自身の不適切な対応を「キャリアコンサルタントの常識」として正当化しようとすることは、資格制度そのものの信頼を失墜させ、同じ資格を持つ他の専門家への冒涜とも言える行為です。
    キャリアコンサルタントは、応募者を脅したり、権利を妨害したりする存在ではありません。

  • 行政(岩手県)の監督責任: この採用が岩手県の委託事業として行われているのであれば、事業の適正な執行を監督する責任は、委託元である岩手県にもあります。
    税金が投入される公的事業において、このような不公正で人権侵害の疑いがある採用活動が行われたとすれば、県は事実関係を徹底的に調査し、委託先企業に対して厳正な指導を行うと共に、再発防止策を講じる必要があります。

声を上げることの重要性

採用活動における不公正な扱いは、決して許されるべきではありません。
特に、弱い立場に置かれがちな応募者に対して、権力や資格を盾に不当な対応を行うことは、社会全体で厳しく批判されるべきです。

もし、あなたが同様の経験をしたり、このような問題を見聞きしたりした場合は、決して泣き寝入りせず、労働局や人権相談窓口、あるいは信頼できる第三者機関に相談することを考えてみてください。

今回の岩手県の事例とされる問題が、一日も早く公正に解決されることを願うと共に、全ての企業や採用担当者が、応募者の権利と尊厳を守り、公正な採用活動を行うことの重要性を再認識することを強く求めます。

※NPO法人キャリアコンサルティング協議会にも、この事案についてメールにて問い合わせましたが、電話での返信でしたが明確な回答をいただけなかった旨、付記しておきます。


【免責事項】この記事は、岩見信吾の経験に基づいて作成されており、特定の個人や団体を断定的に批判するものではありません。
事実関係の詳細については、関係各所による調査と公式な発表が待たれます。

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実家の山に「山の神様の小さい祠」があり、小正月に詣でに行ってました。

その際、我が爺さんに「山の神様を怒らせると恐ろしいことがある」と 言い聞かせられて育ちました。

山の神様は「女性」だとされています。

名前を間違え、しかも容姿取り違え反転し、公に晒した。

なんとも恐ろしい事をしたのだろう…。

どう対処しても、もはや遅い。

どうやっても火に油を注ぐだけ。

石川啄木「ふるさとの山に向かひて言うことなし ふるさとの山はありがたきかな」

この土地の案件は、事業当初から全てにおいて「センスがない」と言わざるを得ない。

酒蔵さんも、買った遊技業さんも、そして集合住宅を計画している事業所も…。

足止めをいろんなタイミングで食らっている…土地の神様のお導きなのかもしれません。

歴史・文化、自然・景観、そして地域性を補完した街づくりが「点ではなく、面で」盛岡地域や岩手県内にもっと根付いていくことを考えていかなければなりません。

景観条例や公的資金も必要ですが、市民一人ひとりの地域とは何なのかという考え・志しこそが抑止力となり、お金が物を言う「稼ぐ街づくり」と「志縁的街づくり」の公共のバランスが保たれるのだと考えます。

 

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ヘラルボニー主催「盛岡のこれからと、守りたいもの」を参観してきて、考えたことなど。

ニュース:様変わりする中心市街地へ未来のビジョンは? 町並み守り新たなまちづくりへ500人参加してシンポジウム 盛岡市【IBC岩手放送】

鎌倉市のふるさと納税「景観重要建造物等保全基金」を参考に、盛岡市らしい街並み景観保全に転換し、運用すれば良いと思う。 

返礼品合戦になっているけれど、個人・企業版ふるさと納税を募るという妄想というか、構想が最適ではないかと考える。

盛岡市内で民間財団や基金を設立・運用するのはハードルが高いと感じるので、「ふるさと納税」方式だと、盛岡市内外の興味・関心がある人たちも、継続的に応援できる。 

何より急務な事案、土壁とか基礎・床とか屋根、庭園も修繕可能かと。

私は、内丸の10階建てマンションに住んでいるのだが、近隣の高層マンションの建築は、ダメだ!とは言わないけれど、「風情ある町並みでの乱立は、センスがない。」

大都市の手法にアホみたいに騙され、どこにでもある地方都市になってしまう。

今回の発端は、盛岡市紺屋町の「大きな酒蔵が壊され、そこに高層マンションが建設される」という事案なのだが、他の手段を当事者が模索できていれば、様々な可能性があったのではないかと…。

このような事案を活かし、歴史的な建造物・景観の保全を意識ある市民が担っていく手段を増やす事に上手く繋がれば、保全の道筋を増やしていけるだろうし、とても良い盛岡を残していけると感じる。

メモ:【メトロノームの同期】 多数集まった「同一のモノ」たちが相互作用を及ぼし合うことによって、その足並みを揃えてしまう現象。 同調の法則。
私は「ふかわりょう」氏の「小心者克服講座」をイメージしてしまった…。

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岩手県盛岡市の中心市街地の歴史的な建造物や、風情がある地方都市での「高層マンションの乱立」は、様々な影響を及ぼします。

【功の面】 

経済発展: 高層マンションの建設は、建設業に仕事を提供し、地域経済を活性化させる可能性があります。

住宅供給: 人口密度が高い地域では、限られた土地に多くの住宅を提供することができます。

都市の近代化: 高層マンションは、都市のスカイラインを変え、近代的なイメージを与えることができます。 

【罪の面】

景観の損失: 歴史的な建造物や自然の風景と調和しない高層マンションは、地域の景観を損なう可能性があります。

文化遺産の影響: 歴史的価値のある建造物の周囲に高層ビルが建つことで、その文化遺産の価値が低下する恐れがあります。

社会的分断: 高層マンションが豪華な住宅として建設される場合、経済的な格差を生み出し、社会的な分断を招くことがあります。 

これらの点を考慮し、都市計画においては、歴史的な建造物や風景を保護しつつ、都市の発展を図るバランスが重要です。

市民も関心を持って、街がどのように変化していくかをしっかり見守り、どのような街になるか考えることが必要だと思います。

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人工知能(AI)「Microsoft Bing チャット」で、画像生成実験。

 【各生成テーマ】
・岩手山とゴジラ 
・浄土ヶ浜とゴジラ
・新幹線とゴジラ

※画像はAI生成によるものです。

 

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高速鉄道(新幹線)シリーズ
 【各生成テーマ】
 ・秋の在来線(JR山田線)を走行する高速鉄道(新幹線)
※画像はAI生成によるものです。

 

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 思うように操作できてきた? 

 【各生成テーマ】
・春の岩手公園の盛岡城(復元イメージ)と岩手山
※画像はAI生成によるものです。

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【各生成テーマ】
・閉伊川の紅葉と列車
・閉伊川の紅葉とバス
・盛岡市八幡商店街とLRT
※画像はAI生成によるものです。

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Introducing ChatGPT と対話をする実験です。
今回は、ドラッガー「非営利組織の経営」という書籍の要約をしてもらいました。

太字は質問した文言で、その下がChatGPTの応答です。

ドラッガー「非営利組織の経営」の要約をしてください。

ドラッカー「非営利組織の経営」とは、非営利組織が社会に貢献するために必要な経営原理と実践を説いた本です。
ドラッカーは、非営利組織はビジネスと同じくらい重要であり、効果的な目標設定、戦略立案、人材育成、マーケティングなどのスキルを身につけるべきだと主張しています。
また、非営利組織は自分たちの使命や価値観を明確にし、顧客やステークホルダーのニーズに応えることが重要だと述べています。
 この本は、教育や医療や福祉などの非営利分野で働く人やリーダーに役立つ知識やヒントを提供しています。
ドラッカーの考え方は今でも有効であり、非営利組織の経営を学びたい人におすすめです。 

この本から学んだ事はなんですか?
この本から学んだことはたくさんありますが、特に印象に残っているのは以下の3つです。
 – 非営利組織は、自分たちの使命やビジョンを常に明確にし、それを基に目標や戦略を設定することが大切です。使命やビジョンが曖昧だと、組織の方向性や優先順位がぼやけてしまいます。
 
– 非営利組織は、自分たちの顧客やステークホルダーをよく理解し、彼らのニーズや期待に応えることが重要です。顧客やステークホルダーとは、非営利組織のサービスや活動を受ける人々だけでなく、寄付者やボランティアやパートナーなども含まれます。
 
– 非営利組織は、自分たちの成果や効果を測定し、評価し、改善することが必要です。成果や効果とは、非営利組織が社会に与える変化や影響のことです。測定や評価を行うことで、非営利組織は自分たちの強みや弱みを把握し、問題点を解決し、より良いサービスや活動を提供できます。 

その他にも学んだ事はありますか?

 はい、あります。他にも学んだことは以下のようなものです。

 – 非営利組織は、自分たちの存在意義や付加価値を明確に伝えることが大切です。

非営利組織は、社会に必要とされるサービスや活動を提供することで、社会的な課題を解決する役割を果たします。そのため、非営利組織は、自分たちが何をしているのか、どうしてそれが必要なのか、どんな成果や効果があるのかをわかりやすく伝えることで、信頼や支持を得られます。

– 非営利組織は、人材の育成や活用に力を入れることが重要です。

非営利組織は、人材が最大の資産であり、人材の質やモチベーションが組織の成果や効果に大きく影響します。そのため、非営利組織は、人材の採用や教育や評価や報酬などに配慮し、人材の能力や才能を最大限に引き出すことで、組織のパフォーマンスを高められます。

– 非営利組織は、イノベーションや変革に積極的に取り組むことが必要です。

非営利組織は、社会的な課題に対応するためには常に新しいアイデアや方法を探求し、実践し、検証することが求められます。そのため、非営利組織は、自分たちのサービスや活動を改善したり拡大したり多様化したりすることで、社会への貢献度を高められます。

 

やはり質問の仕方で、応答は変わってきますが要点はズバリな感じです。
我々は、AIとコミュニケーションできる・使いこなす訓練もしなければならないということなのでしょうね…。

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プロフィール

岩見 信吾 / IWAMI Shingo

岩見 信吾 / IWAMI Shingo

NPOスペシャリスト・地域情報化プランナー: @IwaminTV / @iwateNPO / @IwateNow / @aiinaNPO 元副所長・管理者/魚ログ・三鉄ログ創設/ #盛岡星人 /産学民公連携協働,環境と地域ICT,地域DX,まちづくり,商品開発,災害復興。/日本経済新聞【地域情報化大賞 2008】日経MJ賞 受賞:三陸いわて産地魚市場の環境を意識した地域情報化/農林水産省ボランタリープランナー/岩手県宮古市(旧:新里村)出身、岩手県盛岡市在住 [詳細]

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